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不妊治療の内容と種類

不妊治療は大きく二種類に分けられます。

不妊原因が分かっている場合にそれを治療する方法と、妊娠確率を高めるために行う方法です。これらを上手く組み合わせることで治療を進めます。

ここでは妊娠確率を高めるために行われる不妊治療の種類について紹介します。

タイミング指導

検査で妊娠しやすい時期を予測して、そのタイミングで性交を行うように指導し自然妊娠の確率を高めます。

妊娠しやすいタイミングとは排卵日の2日~1日前と言われています。

超音波で卵胞の大きさを測る方法や採血や採尿によってホルモンの値を調べる方法によって排卵日を予測します。

排卵日の予測は自分でも行うことが可能ですがクリニックで検査することでより正確な日を予測することができます。

タイミング指導は一番最初に行われることの多い不妊治療です。排卵誘発剤を併用することもあります。

女性の年齢にもよりますが半年から8ヶ月ほど継続することが一般的です。

体への負担も少なく費用も抑えられるというメリットがありますが、セックスする日を指定することで義務化しやすいというデメリットもあります。

人工授精(AIH)

男性の精液から元気のよい精子を集め、カテーテル(細い管)で女性の子宮の中に注入します。

そこから先の流れは自然妊娠と同じとなります。

タイミング指導と同じ方法で女性の排卵日を予測し、その後指定された日にクリニックへと行きます。

男性の精子を採取し処理した後に女性の子宮内へと注入します。その後は10分ほど安静にして帰宅できます。

男性の精子は事前に採取しておくことも可能です。

人工授精という名称ですが人工的に行うのは精子を子宮内に注入するまでです。その後の精子は自然妊娠と同じ動きをします。

男性の精子が少ない場合や女性の頸管粘液と精子が不適合な場合に有効な方法といえます。性交障害がある場合にも有効です。

人工授精はタイミング指導で妊娠しない場合の次のステップとして行われることの多い治療法です。

夫の精子を使用する場合を配偶者間人工授精(AIH)と呼びます。

夫以外の第三者の精子を使用する場合は非配偶者間人工授精(AID)と呼びますがこちらの方法を行うカップルは少ないです。

体外受精(IVF-ET)

女性の体から取り出した卵子と男性の精子を培養器の中で受精させてから子宮内に戻す方法です。

排卵、受精のステップを省略することができるため妊娠率を高めることができます。

体外受精ではたくさんの卵子を採取するために排卵誘発剤を使用します。

成長した卵子は採卵針によって一つずつ採取されます。

採取された卵子は培養液の中に入れられ、そこに精子を入れると卵子の周囲に集まり1匹が中に入ることで受精となります。

受精卵が適度な状態に育つまでには数日間かかります。

成長した受精卵はカテーテルを使って女性の子宮内に注入されます。これを胚移植と呼びます。

子宮に入った受精卵は数日後に子宮内膜にもぐりこみます。これが着床です。

およそ二週間後に血液や尿を調べて妊娠の判定を行います。

使わなかった受精卵は次回のために冷凍保存しておくことができます。

(※排卵誘発剤を使用しない低刺激法という方法もあります。)

顕微授精

細いピペットに精子を1匹だけ取り込み顕微鏡を使いながら卵子の中に入れ、受精卵にした後で子宮に入れる法です。

体外受精との違いはその受精方法にあります。体外受精の場合は培養液の中で卵子と精子が自然に受精します。

顕微授精では人工的に精子を卵子に入れます。採卵方法と採精方法はどちらも同じです。

顕微授精は精子の数が少ない場合や運動率が低い場合に行われます。

卵子と精子が一個ずつあれば授精可能なため精液中に精子がいない男性でも、精巣内に精子がいればそれを使用することが可能です。

(※前述の人工授精の場合は1個の卵子に対して10万個の精子が必要とされています)

不妊治療の中でも妊娠率の高い方法ですが費用は高くなります。

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