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不妊検査の内容と種類

不妊検査は採血や採尿などの基本検査と子宮鏡などを用いた精密検査に分けられます。

様々な種類の検査がありますが全てを行うわけではありません。

基本検査

ホルモン検査

血液や尿からホルモンを採取して検査します。

妊娠は複数種類のホルモンが様々な器官に影響を与えますので、ホルモンの異常が見つかれば不妊の原因が特定しやすくなります。

月経周期によって分泌されるホルモンの種類や量が異なりますので時期をずらして何度か検査する必要があります。

超音波検査(エコー検査)

プローブと呼ばれる超音波を出す機械を膣内に挿入して反響してくる反射波を映像化してモニターに映し出します。

子宮の形を見たり、子宮筋腫の有無を確認することができます。きちんと排卵しているかの確認もできます。

また卵胞(=卵子が入っている袋)の大きさを確認することで排卵日の予測もできます。

検査器具を膣内に入れても痛みを感じることはほとんどありません。お腹の上に当てるタイプのプローブもあります。

フーナーテスト(ヒューナーテスト)

排卵期に性交をしたあと、女性の膣から針のない注射器を挿入し精子を含んだ頸管粘液を採取します。

採取は性交後の3~10数時間以内に行います。採取にかかる時間は数秒で痛みもありません。

この検査により女性の頸管粘液が精子にダメージを与えていないかということが分かります。

子宮卵管造影検査

膣からカテーテル(細い管)を通して子宮内に造影剤を注入します。

レントゲン撮影により造影剤が子宮から卵管を通って腹腔内に流れていく様子を確認できます。

この検査によって子宮の形状や卵管の詰まり具合を調べることができます。

造影剤が流れることで卵管が広げられ妊娠しやすくなる人もいます。

子宮内圧が上昇するため痛みを感じることもあります。

卵管通気・通水検査

カテーテルを使い炭酸ガス又は生理用食塩水を子宮内に送り込みます。

圧力や詰まり具合をみることで卵管の状態が分かります。

子宮卵管造影検査に比べて精度は落ちますが検査時間の短さや痛みの少なさがメリットとして挙げられます。

造影剤にアレルギー反応が出てしまう人にも用いることのできる検査です。

頸管粘液検査

排卵日前に針のない注射器で頸管粘液を採取して粘液の量や質を調べます。採取は数秒で終わります。

排卵日前の頸管粘液を乾燥させた後に顕微鏡で確認するとシダ状の結晶があらわれそこから排卵日を予測することもできます。

精密検査

子宮鏡検査

子宮内に小型カメラがついた子宮鏡(ヒステロファイバースコープ)を挿入して内部をモニターで確認します。

ポリープや筋腫、子宮の奇形を検査することができます。

小さなポリープであればその場で切除することもあります。

腹腔鏡検査

ヘソの下に穴を開けてそこから小型カメラ(腹腔鏡)を挿入して子宮や卵巣、卵管を検査します。

子宮内膜症、卵管の閉塞、癒着などが分かります。そのまま処置を施す場合もあります。

全身麻酔をかけるため痛みはありません。5mmほどの穴を開けますので傷跡が残ります。

選択的卵管造影検査

卵管に造影剤を流し込みレントゲン撮影を行います。

卵管の閉塞を確認することができます。

この検査を行うことで卵管の通りが良くなって妊娠しやすくなる場合もあります。

ホルモン負荷検査

採血をした後にホルモンを投与し、しばらくしてから再び採血をして検査します。

ホルモンのサイクルに異常がないかを詳しく調べることができます。

特定のホルモンを投与して各器官の反応を見ることでどこに原因があるのか特定するための検査です。

吐き気や動悸などの副作用を伴うことがあります。

抗精子抗体検査

女性の中に精子を有害と判断してしまう抗体がないかを調べる検査です。

代表的な方法は精子不動化試験です。

女性の血液を採取しその血清の中に男性の精子を入れて運動を続けるかを観察します。

精子は旦那さんのものではなく検査施設で用意したものを利用します。

前述のフーナーテスト(ヒューナーテスト)において一度でも良い結果が出ていれば抗精子抗体検査を行う必要はありません。

子宮内膜組織検査

子宮に器具を挿入して子宮内膜の組織を採取して顕微鏡で検査します。排卵後の4~5日目に行います。

ホルモンや栄養分の状態が分かるだけではなく子宮体がんの検査にもなります。

最近では不妊治療の検査として行われることは少なくなりました。

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