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不妊の原因(女性)

女性の不妊症の原因は排卵に関するものや、卵子の通り道に関するもの、着床に関するものなど様々です。

原因が特定できないケースもありますが、だからといって妊娠できないわけではありません。

ここでは主な不妊の原因について説明します。

排卵障害

排卵が起こらない、もしくは遅い状態を排卵障害と言います。

「遅い」というのは月経が始まってから排卵までの期間が長いということです。排卵日の予測が難しくなるため妊娠しにくくなります。

女性の不妊の原因の半数近くがこの排卵障害と言われています。

排卵障害は以下のタイプに分けられます。

卵巣機能低下

必要なホルモンの分泌が行われないことにより卵巣がうまく機能せずに排卵にも影響します。

完全な機能不全になると無月経、無排卵となります。

ダイエットや過度のストレスが原因となる場合もあります。

高プロラクチン血症

プロラクチンとは母乳の分泌を促すホルモンです。

授乳中に再び妊娠することがないように排卵を抑制する働きもあります。

妊娠していないのにこのプロラクチンが過剰分泌すると体が出産したと錯覚してしまい排卵を抑制してしまいます。

精神科で処方される薬が原因となることもあります。

多嚢胞性卵巣症候群

卵巣の中に嚢胞(のうほう)と呼ばれる小さな袋がたくさんできている状態です。排卵し難くなります。

病気といよりは体質的なものと言われ、生殖年齢にある女性の1割ほどにこの症状が見られると言われます。

治療により毎月排卵が起こるようになるということはなく、飲み薬や注射によって妊娠したいときに排卵を誘発します。

黄体化非破卵胞

成長した卵胞が破裂しないため中から卵子が出られない状態です。排卵しないということです。

排卵しなくてもプロゲステロンというホルモンを分泌するため基礎体温は変化します。

そのため排卵していないことに気づきにくいといえます。

早発閉経(早発卵巣不全)

40歳になる前に排卵が起こらなくなる状態です。

遺伝や環境の影響とされていますが多くは原因不明です。

妊娠可能性は非常に低いと言われています。

卵管障害

卵管は卵巣と子宮をつないでいる管の部分です。

卵巣から排卵された卵子と精子を受精卵にして子宮へと送ります。

卵管が閉塞したり狭くなっていると精子や卵子が通れないため受精しません。

卵管が狭くなっていても精子や卵子が通ることが出来れば受精することもあります。

しかし受精卵が子宮に送られずに卵管内で着床してしまう子宮外妊娠となる場合があります。

卵管に障害が起こる原因としては以下のケースが考えられます。

・クラミジアなどの感染症

・腹腔内の手術による癒着

・子宮内膜症

着床障害

妊娠とは卵子と精子がくっつき受精卵となり子宮内膜に着床することです。

受精卵となっても何らかの理由で着床しなければ妊娠しません。また着床しても流産しやすい場合などもあります。

このような着床障害の原因としては以下のものが考えられます。

黄体機能不全

排卵前の卵子が入っていた袋(=卵胞)は卵子が飛び出したあとに黄体へと変化します。

そして黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌します。このホルモンは子宮内膜を増殖させ受精卵を着床しやすくします。

また妊娠状態を維持させる働きも持っています。

黄体が機能せずに黄体ホルモンの分泌が不足すると着床しにくく不妊の原因となります。

子宮筋腫

子宮の筋肉の一部にできたコブを子宮筋腫と言います。

人によって数や大きさは異なりますが決して珍しいものではありません。

子宮筋腫ができる場所によっては受精卵の着床の邪魔をしてしまいます。

子宮内膜ポリープ

子宮内膜にポリープ(イボ)ができ受精卵の着床をし難くしてしまいます。

ポリープは良性の腫瘍とされることが多いですが極稀に子宮内膜がんが発見される場合もあります。

不妊検査ではなくその他の検査で発見されることも多いです。

子宮奇形(形態異常)

子宮内の形状が生まれつき変わっている状態です。

20人に1人の割合で子宮奇形は存在すると言われ問題なく出産できる人もいます。

しかし妊娠に支障がある場合は形を整える手術が必要となります。

子宮頸管因子

子宮と膣をつなぐ部分が子宮頸管です。

この部分に障害があると精子が通過しにくくなり不妊の原因となります。

頸管粘液不全

子宮頸管の壁からは粘り気のある分泌液が出ており、排卵期が近づくとその量を増やします。

この粘液のおかげで精子は子宮内へと進みやすくなります。

しかし分泌量が足りなかったり、粘度が強いと精子が子宮に入り込めずに妊娠することができません。

抗精子抗体

人間の体には侵入してきたウイルスや最近から守るための防衛機能を持っています。

精子は体に有害なものではありませんが不妊症の女性の中には精子を有害なものと判断する抗体が生成されている人がいます。

そのため入ってきた精子を攻撃して妊娠しにくくしてしまいます。

子宮内膜症

子宮内膜とは子宮の内側にできる膜です。

月経周期で女性ホルモンのはたらきによって成長しますが妊娠しなければ剥がれ落ちて経血として排出されます。

この子宮内膜が卵巣や卵管など子宮以外の場所にできる病気を子宮内膜症と呼びます。

生殖年齢の女性のおよそ1割に子宮内膜症があると言われています。

子宮内膜症はその場所によって排卵障害、卵管障害、着床障害の原因となります。

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